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華中農業大学より中国工程院・副院長Deng教授らが京都大学を訪問

投稿日: 2019-02-26

2月17-18日に、華中農業大学より中国工程院・副院長のXiuxin Deng教授(華中農業大学・前学長)、Chengxiao Hu国際学院長、およびHongrong Zhang園芸林学学院長らが京都大学を訪問し、河野泰之国際戦略担当副学長らと会談を行い(大学本部の掲載記事はこちら)、ワークショップに参加したほか、農学研究科附属農場を視察しました。

華中農業大学と農学研究科は部局間学術・学生交流協定を締結しており、様々な行事表敬訪問等を通じて交流を続けてきました。

18日に京都大学本部で行われた会談には、河野泰之国際戦略担当副学長、縄田栄治研究科長(熱帯農業生態学)、村上章副研究科長(施設機能工学)、秋津元輝副研究科長(農学原論)、宮川恒教授(生物調整化学)、および田尾龍太郎教授(果樹園芸学)が出席しました。

会談では、河野副学長から、本研究科が華中農業大学と国立台湾大学と開催した合同シンポジウムや、学生交流協定を利用して本研究科に滞在していた華中農業大学の学生について言及がありました。Deng前学長からは、本研究科とは非常に良好な関係が続いているため、今後も更に交流を発展させていきたいとの意欲が示されました。

また、河野副学長から京都大学の概要について説明があり、Deng前学長からは中国工程院と中国科学院が中国の応用科学と基礎科学の両輪を担うこと、また華中農業大学は中国政府が重点的に投資していく211工程大学のひとつであることについて詳しい説明がありました。さらに、現代社会における農業のあり方や若い世代への農業教育など、中国と日本の現状についてのディスカッションもなされました。

今後は、若手教職員の相互派遣やオンサイトラボの設置等を視野に入れ、引き続き連携を強化していくことで両者が合意し、会談は終了しました。

会談の後、一行は農学研究科において開催されたオープンセミナーに参加しました。セミナーではDeng教授より「Problem-driven Citrus Research in China」と題した講演があり、国立台湾大学からの参加者も交えて、カンキツ類の果実品質と育種に関する活発な議論が行われました。

また、17日に訪問した農学研究科附属農場では、中崎鉄也教授(植物生産管理学分野)、中野龍平准教授をはじめとする教員6名が一行を出迎えました。

中崎教授による農場についての概要説明の後、一行は農場内の施設やトマトやイチゴの温室、圃場などを見学し、農場の規模や研究内容、管理、運営について熱心に質問していました。

今回の訪問により、華中農業大学と本学との将来のさらなる交流展開について具体的に議論することができました。今後の両大学間の交流深化が期待されます。

表敬訪問

表敬訪問の様子

オープンセミナーの様子

オープンセミナーの様子

農学研究科附属農場見学

農学研究科附属農場見学