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農学研究科とタイ・カセサート大学が第6回共催シンポジウムを開催

投稿日: 2023-12-18

京都大学農学研究科とタイ・カセサート大学の第6回共催シンポジウム「The 6th KU-KUGSA Bilateral Symposium on Food, Environment and Life for the Next Generation: Sustainable Development Goals”」が126日、カセサート大学カンペンセンキャンパスで開催されました。

本学とカセサート大学は、1984年の大学間学術交流協定締結以来、長年にわたり交流を続けてきました。特に本研究科は、共同研究、学生短期プログラム、ダブルディグリープログラムなど、多方面においてカセサート大学との盛んな交流を進めています。本シンポジウムは、このような両大学の協力関係に基づき2015年から続いているもので、第1回第3回第5回はカセサート大学で、第2回第4回は本研究科で開催されました。コロナ禍において休止となっていた本シンポジウムは今回4年ぶりの再開となり、本研究科から教職員と学生計15名が参加しました。

カセサート大学Kampanat Pensupar副学長らの挨拶によりシンポジウムが開会し、基調講演では、農学研究科の樋口浩和教授と今枝特定職員が、京都大学と本研究科の紹介および留学生・研究者受入プログラムの説明を行いました。その後、2つの会場に分かれて分科会が行われ、両大学合わせて20名が自身の研究について発表を行い、発表後の質疑応答では、分野を超えて活発な意見交換が行われました。

カセサート大学カンペンセンキャンパスでは、同時期にKaset Fair@KPSと題した大規模な学園祭兼農業祭が開催されており、飲食物・民芸品・農具・植物の苗などの出店や、研究者や学生による研究発表のブースなどが軒を連ねていました。本研究科からの参加者は、カセサート大学スタッフや学生の案内で、様々な展示物や研究成果を見学し、シンポジウム以外の場でも交流が生まれる様子が見られました。

今回のシンポジウムは、互いの研究発表を受けて、両大学からの参加者同士が新しい共同研究プロジェクトの打合せをする様子が見られたり、また、発表を聴講していたカセサート大学生の中には、将来京都大学に留学したいという学生がいたりと、4年ぶりに対面で開催した意義を感じさせるものとなりました。今後も、研究面・教育面両方において、カセサート大学と本研究科の交流が一層深まることが期待されます。

                
        分科会の様子                    分科会の様子

         
     シンポジウムでの集合写真               研究発表ブースの見学