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京都大学農学研究科-国立台湾大学生物資源農学院 合同シンポジウム(GSAKU-CBANTU Joint Symposium “Plant Protection”)を開催

投稿日: 2018-09-06

京都大学農学研究科-国立台湾大学生物資源農学院(CBANTU)合同シンポジウムが8月27日と28日の2日間にわたり開催されました。

本研究科とCBANTUの間では、2012年から継続的な交流が続けられており、これまでもジョイントワークショップ集中講義等が開催され、また2018年3月には、両学間でダブルディグリープログラム実施のための協定が調印されました。

本シンポジウムは、27日午前、益川記念ホールにて行われたオープニングセレモニーにより開幕しました。田尾龍太郎教授(果樹園芸学)による開会の挨拶に始まり、縄田栄治研究科長(熱帯農業生態学)による歓迎の言葉と本研究科の紹介、Huu-Sheng Lur院長による挨拶とCBANTUの紹介と続き、両学間での交流の歴史についても触れられました。その後、小川順教授(発酵生理および醸造学)、Chi-Te Liu准教授、およびTzong-Ru Lee教授による基調講演が行われ、産学連携や技術移転に関する最新の取り組み等についての紹介がありました。

農学研究科2号館に設置されているCBANTUのサテライトオフィスを見学した後、農学生命研究棟にて「植物保護:Plant protection」をテーマとしたシンポジウムが行われました。本研究科から森直樹教授、髙野義孝教授、大門高明教授、下野嘉子准教授の4名の講演が、またCBANTUからもProf. Rong-Nan Huang、Assoc.Prof. Chi-Wei Tsai、Prof. Chao-Ying Chen、Assoc.Prof. Chia-Lin Chungの講演があり、満員となった会場では質疑応答にて活発な議論がなされました。

シンポジウムの後には懇親会があり、参加者は引き続き研究に関する議論をしたり、互いに親交を深めたりして、盛況のうちに懇親会は終了しました。

翌28日は、小川教授と山根久代准教授(果樹園芸学)の引率により、CBANTU一行は月桂冠大倉記念館と伏見稲荷大社を訪問し、日本の伝統や文化について学びました。

シンポジウムと懇親会を通じて、両学の教員同士で共同研究の計画が立ち上がったり、ダブルディグリープログラムの活用についての議論がなされたりと、両学間での交流が今後さらなる発展が大い期待できるイベントとなりました。なお、このシンポジウムは、今後も継続して開催されます。

オープニングセレモニーで挨拶をする田尾教授(左)、縄田研究科長(中央)、Lur院長(右)

基調講演をする小川教授(左)、Liu准教授(中央)、Lee教授(右)

昼食会場での集合写真

シンポジウム会場の様子

月桂冠大倉記念館での集合写真