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投稿日: 2026-03-19
このたび、井鷺裕司農学研究科教授が令和8年(第20回)「みどりの学術賞」を「希少植物の遺伝的解析を用いた保全生態学」に関する功績により受賞することになりました。 『みどりの学術賞』は、「みどり」についての国民の造詣を深めるために、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。 井鷺裕司 農学研究科教授は、生物多様性保全に関わる希少種の管理・保全のため、マイクロサテライトマーカーを始めとした遺伝マーカーを用いた遺伝解析や比較ゲノム解析により、希少植物の交配様式や空間的遺伝構造、遺伝子流動、保全価値評価などの研究を国内外で展開しました。具体例として、小笠原諸島では、島内の著しい遺伝的分化という特異な構造や、未発見個体を特定し、南西諸島では、国内外において希少性の異なる種の比較研究により、生育分布域の端にある植物群の遺伝構造の特殊性を明らかにしました。 国外では、固有種の多いニューカレドニアやハワイなどでも同様に希少種保全に関 わる研究を推進し、一連の成果を論文や書籍として発信するとともに、一般市民向けの講演を多数行うなど普及活動に加え、国の環境政策にも寄与しました。これらの成果により、希少種の保全遺伝学の研究に大きく貢献しました。
賞の授与は、みどりの月間(4月15日から5月14日)に開催される「みどりの式典」において行われます。
①詳細はコチラ (京都大学HP:井鷺裕司 農学研究科教授が「みどりの学術賞」を受賞しました)
②詳細はコチラ (※外部リンクへ遷移します。 内閣府:「令和8年(第20回)「みどりの学術賞」受賞者の決定について」)