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珪藻光化学系Iフコキサンチンクロロフィル結合タンパク質超複合体の立体構造解析を基盤とするタンパク質間相互作用の解明

投稿日: 2024-11-08

伊福健太郎 農学研究科教授、長尾遼 静岡大学准教授、加藤公児 岡山大学特任准教授、沈建仁 同教授らの研究グループは、珪藻Thalassiosira pseudonana(以下「T. pseudonana」)から光化学系I(PSI)とフコキサンチンクロロフィル結合タンパク質(FCP)の超複合体(PSI-FCPI)を精製し、その構造をクライオ電子顕微鏡による単粒子構造解析で明らかにしました。構造解析の結果、PSI-FCPIはPSI単量体と5個のFCPIサブユニットから構成されていました。得られたT. pseudonana PSI-FCPI構造を珪藻Chaetoceros gracilis PSI-FCPI構造と比較したところ、それぞれで結合箇所が保存されていました。さらに、FCPの分子系統解析の結果、4つのFCPにオーソログ関係があることを見出しました。

本研究成果は、2024年10月31日に、国際学術誌「eLife」に掲載されました。

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