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産業技術総合研所 ゼロエミッション国際共同研究センターから吉野 彰 センター長が訪問されました

投稿日: 2024-01-15

12月13日、産業技術総合研所 ゼロエミッション国際共同研究センターから、吉野 彰 センター長、羽鳥 浩章 副センター長、山本 淳 副センター長、桑田 恒太郎 招聘研究員が農学研究科を訪問し、本研究科の澤山 茂樹 研究科長と応用生命科学専攻植物栄養学分野の伊福 健太郎 教授と面談を行いました。

リチウムイオン電池開発における革新的な功績により平成25年度に The Global Energy Prize (2002年にロシアで創設されたエネルギー分野のノーベル賞と云われる最も権威ある賞)を受賞された吉野 彰先生(旭化成株式会社、日本化学会フェロー)は、その報奨金をエネルギー、環境、資源分野の研究活動の活性化のために有効に使いたいとの思いから公益社団法人日本化学会に寄附され、その基金を基に「吉野彰研究助成事業」が創設されました。伊福教授は2020年度の同助成対象研究者であり、その縁で今回、植物の光合成機能を利用したCO2削減の可能性について意見交換を行うこととなりました。

面談後は実際の研究現場を視察して頂くとともに、高い光合成能力を持つ植物や藻類を選抜する、あるいはゲノム編集等の新しい技術で生み出す可能性について、活発な議論を行いました。同センターと本研究科は引き続き、世界の喫緊の課題である気候変動問題の解決に向けた、環境・エネルギー技術に関するイノベーションの創出について、研究交流を続ける予定です。

 

左から羽鳥副センター長、澤山研究科長、吉野センター長、伊福教授、桑田研究員、山本副センター長