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台湾・逢甲大学建設学院教授が農学研究科を表敬訪問

投稿日: 2017-05-24

台湾・逢甲大学建設学院よりShaohua Marko Hsu教授が5月10日、京都大学農学研究科を表敬訪問し、縄田栄治研究科長(熱帯農業生態学)、神崎護国際交流委員長(森林・人間関係学)および藤原正幸教授(水資源利用工学)と会談しました。

同大学は台湾第3の都市とされる台中市に位置する私立大学で、1961年に逢甲工商学院として創立された後、1980年に大学としての認可が下り現在の逢甲大学となっています。今回はHsu教授が同大学の大学院生の研修のため本学に来学し、藤原教授らが京都内外の関係施設で研修を実施するなかでの訪問となりました。

会談では、縄田研究科長が本学の概要を紹介し、また英語のみで修了できる農学特別コースや京都での生活コスト、および利用し得る奨学金について説明しました。これに対しHsu教授からも、逢甲大学でも留学生向けに英語で修了できる学位コースを備えている旨、説明がありました。また、Hsu教授は「台中では人々が外国人に優しく、また治安も比較的良好なことから、日本人の学生の留学先にも向いているように思う」と述べました。

その他、対談では学生の一般的な研修について意見が交わされ、Hsu教授から逢甲大学ではインターン先の企業や海外の大学などの研修の受入れ先に学生が自ら連絡している例が紹介されました。これに対し縄田研究科長は、「日本ではリスクマネジメントの観点から指導教員が手厚くサポートすることが多くバランスが難しい。一方で、学生の自主性を育むには準備段階から自主的に取り組むことは有効と思われる」という旨の見解を述べました。


会談の様子


本研究科の概要を説明する縄田研究科長


逢甲大学での学生研修について説明するHsu教授


左から、藤原教授、縄田研究科長、Hsu教授、神崎国際交流委員長