menu

インド国立科学アカデミー会長が農学研究科を表敬訪問

投稿日: 2016-10-25

インド国立科学アカデミー(Indian National Science Academy: INSA)のRaghavendra Gadagkar会長が10月7日、京都大学農学研究科を表敬訪問し、村上章農学副研究科長(施設機能工学)、および松浦健二教授(昆虫生態学)と対談しました。

対談では、インドと日本との交流にかかる現状の課題と、今後の展望について意見交換が行われました。

Gadagkar会長は社会性昆虫の研究における世界的権威で、1986年に故伊藤嘉昭名古屋大学名誉教授による招へいで来日して以来、頻繁に日本を訪れているとのことです。同会長は、現在日本の研究者がインドに渡る事例は国の事業等による「トップダウン」的なパターンが多い印象があるとし、自身が研究上の繋がりから自然な流れで来日したエピソードを交え、今後の「ボトムアップ」的な日印交流の拡大に期待を寄せました。一方で、INSAと協定等を結ぶ日本の機関は少ないことから、村上副研究科長は本研究科から交流を広げていくことに関心を示しました。

Gadagkar会長は農学研究科を訪問の後、村上副研究科長および松浦教授とともに、本学の男女共同参画・国際・広報担当理事の稲葉カヨ副学長を訪問しました。対談では教育・研究における男女平等が話題にのぼり、同会長は「女性は科学者になれない」と考えがちなインドの女性向けに啓発を行っている事例などを紹介しました。

dsc09976a
対談の様子

dsc09989a
左から、松浦教授、Gadagkar夫人、Gadagkar会長および村上教授

3
稲葉理事・副学長との対談の様子

5
インド国立科学アカデミーの取組みについて説明するGadagkar会長

8
稲葉理事・副学長(左から2番目)と