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ミャンマー林業大学学長らが農学研究科を表敬訪問

投稿日: 2016-06-20

ミャンマー林業大学より、Myint Oo学長およびTin Min Maung教授が13日、京都大学農学研究科を表敬訪問し、宮川恒農学研究科長(生物調節化学)、縄田栄治副研究科長(熱帯農業生態学)、神崎護教授(森林・人間関係学)および竹田晋也アジア・アフリカ地域研究研究科教授と対談しました。

対談では、宮川研究科長が京都大学と農学研究科について概説した後、Myint Oo学長からミャンマー林業大学を取り巻く近年の社会背景の説明と現状の課題について説明がありました。同学長によると、林業大学を管轄するミャンマーの天然資源・環境保全省が近年環境に関する問題をますます重要視していることから、同大学でも環境分野の教育により注力しているとのことです。一方で、現状、同大学単独では提供できる教育内容に限りがあるため、本学を含む外国の大学との協力を必要としていることが述べられました。そこで、今回の対談ではこの課題に対する取組みの例として、同学からの留学生の受入れや本研究科からの教員派遣といった具体的な協力の方法について意見が交わされたほか、交流協定の締結などについても検討が行われました。

Myint Oo学長とTin Min Maung教授はその後、森林科学専攻の神崎教授、柴田昌三教授(環境デザイン学)、北島薫教授(熱帯林環境学)および大澤晃教授(森林利用学)とも対談しました。対談の場では研究内容のみならず、学生に期待する学びのあり方にも話が及び、「専門領域の力を鍛えつつも、それに留まらない視野の広さを身に付けてほしい」などの考えが双方で合致しました。

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対談の様子

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左から、竹田教授、縄田教授、Tin Min Maung教授、Miynt Oo学長、宮川研究科長、神崎教授

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森林科学専攻について説明する神崎教授(中央)

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左から、竹田教授、北島教授、柴田教授、Tin Min Maung教授、Miynt Oo学長、大澤教授、神崎教授