アメリカ カンザス州立大学特別教授が農学研究科を表敬訪問

2017/09/25

アメリカのカンザス州立大学(Kansas State University)よりBikram Gill特別教授が9月13日に京都大学農学研究科を表敬訪問し、縄田栄治農学研究科長(熱帯農業生態学)および那須田周平准教授(植物遺伝学)と会談しました。

カンザス州立大学は1863年にカンザス農科大学として創立され、総合大学となった現在も、QS世界大学ランキングで農学・林学分野の研究が世界第50位の評価を受けています(2017年)。学生数は約24,000人とされ、約23,000人の学生を擁する本学とほぼ同数です。Gill教授は今回、日本国内の複数の大学で特別講義や研究の打合せを行う日程のなかで、本学を訪問しました。

会談では、縄田研究科長から本学について概要の説明があった後、両大学の海外展開や、財務状況等について情報交換が行われました。本学の海外展開について縄田研究科長は、現在全学海外拠点としてタイのバンコクにASEAN拠点、ドイツのハイデルベルクに欧州拠点を設置していること、またアメリカにも今年度中に拠点を設置する予定であることに触れ、海外拠点の機能やミッションを紹介しました。一方Gill教授は、カンザス州立大学では海外キャンパス等はないものの、中国の北京とインドのデリーにオフィスを設置し、留学生の獲得に取り組んでいると紹介しました。

また、財務状況の面では、日米の大学の授業料や寄付金に話題が及びました。縄田研究科長は、日本では大学の授業料を支払うために学生が奨学金を借りるものの、返済の負担から奨学金が「教育ローン」とも呼ばれており、社会問題になっていることに言及しました。一方、Gill教授は、アメリカの大学の授業料は概して日本より更に高額であることを認めつつ、カンザス州立大学ではファンドレイジング(資金集め)に注力しており、特に同窓会からの寄付金を大きな収入源として奨学金等に充てている旨を述べました。

Gill教授は表敬訪問の後、本研究科で特別講義を行い、聴講者と研究について意見を交換しました。


会談の様子


本研究科を紹介する縄田研究科長


説明を受けるGill教授(右)


左から那須田准教授、Gill教授、縄田研究科長