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宮川研究科長らが「アジア諸国に展開する地球環境学の教育・研究連携に関する国際シンポジウム」に参加

投稿日: 2016-12-14

概算要求機能強化経費「海外サテライト形成によるASEAN横断型環境・社会イノベーター創出事業」およびJSPS拠点交流(B)「アジアプラットフォームによる地球環境学の実践的展開と学術研究基盤の創生」の支援により、2016年11月13日から15日にかけ、タイ王国で京都大学およびマヒドン大学主催「アジア諸国に展開する地球環境学の教育・研究連携に関する国際シンポジウム」が開催されました。農学研究科からは宮川恒研究科長(生物調節化学)、縄田栄治副研究科長(熱帯農業生態学)および神崎護教授(森林・人間関係学)が13日と14日のプログラムに参加しました。

13日の「インドシナ地域の教育研究連携に関する大学間ワークショップ」(於:Hotel Novotel Bangkok On Siam Square)では国際的な教育・研究・産官学連携についてパラレルセッションが展開されました。縄田副研究科長がパネリストを務めた「国際協働教育プログラム開発」のセッションでは、参加者から「日本人は留学先に欧米の国々を選びやすいが、どのようにASEAN地域への関心を高めるのか」「留学生が抱えるストレスには今後どのようなサポートが必要か」といった旨の論点が寄せられ、今後の国際教育連携の在り方について議論が交わされました。

14日は、アジア諸国に展開する地球環境学の教育・研究連携についてシンポジウムが開催されました(於:マヒドン大学サラヤキャンパス)。そのうち、教育連携のセッションでは本学と海外連携大学とのダブルディグリープログラムの調印式が行われ、農学研究科では宮川研究科長がインドネシアのボゴール農業大学およびバンドン工科大学との修士課程ダブルディグリー協定書に調印しました。また、同日にはマヒドン大学内で京都大学留学フェアが開催され、農学分野に関心のある学生がブースでの留学相談に集まりました。

今回のシンポジウムおよびワークショップで得られた知見や、ダブルディグリー協定の締結により、今後海外連携機関との教育交流が益々活発化することが期待されます。なお、本シンポジウムは「海外サテライト形成によるASEAN横断型環境・社会イノベーター創出事業」の主要連携大学の一つであるベトナムのハノイ理工科大学にて、来年度の共同開催が予定されています。

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ワークショップでパネリストを務める縄田副研究科長

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ダブルディグリー協定書に調印した宮川研究科長とAgus Purwitoボゴール農業大学農学部長

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ダブルディグリー協定書に調印した宮川研究科長とI Nyoman Pugeg Aryanthaバンドン工科大学生命科学技術学部長


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マヒドン大学サラヤキャンパスにて