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農学研究科とフロリダ大学らが共同シンポジウムを開催

投稿日: 2025-12-23

京都大学大学院農学研究科は、フロリダ大学(University of Florida)および国際農林水産業研究センター(JIRCAS)と共催し、 「KUGSA–UF–JIRCAS Joint Symposium: Food Systems and the Global South」 を、2025年12月16日および17日の2日間にわたり、京都大学農学研究科にて開催しました。本シンポジウムは、SPRING事業の支援を受けて実施されました。

初日午前9時に、田尾龍太郎研究科長による歓迎挨拶をもってシンポジウムが開会しました。続いて、河野泰之副学長による挨拶、ならびに木岡紀幸副研究科長による食料システム研究所の設立構想に関する説明が行われました。その後、Carlo Cafiero氏(FAO ESS)、飯山みゆき氏(JIRCAS)、Adegbola Adesogan氏(University of Florida)、辻本泰弘氏(JIRCAS)による講演が行われ、各講演者から、食料システム、栄養、政策、国際協力に関する知見や経験が、それぞれの立場から紹介されました。

午後からは、北島 薫教授をモデレーターとするパネルディスカッションが実施され、午前の登壇者に加えて藤田泰成氏(JIRCAS)もパネリストとして加わりました。本セッションは学生から寄せられた質問をもとに進められ、各パネリストから、それぞれの専門分野および経験に基づく見解が示されました。議論を通じて、複雑化する課題に対応するための研究間の連携や多角的な視点の重要性、研究成果を現地社会や実践へと結び付けていくための視座の必要性が共有されました。また、科学研究は研究者の関心や探究心に基づいて進められる一方で、その成果が人々の生活や持続可能な社会の実現にどのように寄与し得るかを意識することの重要性についても意見が交わされました。

また初日には、本研究科の大学院生によるポスター発表も行われ、学生は自身の研究内容を紹介するとともに、登壇者や参加者との間で活発な意見交換を行いました。午後には企業関係者によるキャリアアップセミナーも実施され、研究活動と将来のキャリア形成との関係について考える機会が提供されました。

2日目には、前日にポスター発表を行った学生を対象としたフィードバック会が開催されました。本セッションには、Carlo Cafiero氏およびAdegbola Adesogan氏が参加し、学生一人ひとりの研究内容や問題意識に対して、国際機関および海外大学の視点から具体的かつ建設的なコメントが寄せられました。学生にとっては、自身の研究を国際的な文脈の中で捉え直す貴重な機会となりました。また、午後には、木津農場の見学が行われました。

本シンポジウムを通じて、研究成果を社会や国際的な実践へとつなげるための対話が深まり、今後の研究交流や人材育成に向けた新たな連携の可能性が示されました。京都大学大学院農学研究科は、今後もフロリダ大学およびJIRCASをはじめとする関係機関と協力し、国際的な課題に対応する教育・研究活動を推進していく予定です。

オープニング

パネルディスカッション

グループ写真

ポスターセッション

フィードバック会後のグループ写真