menu

アンドロゲン受容体の重複進化による、“かたちと繁殖行動”の多様化~魚類のオスの装飾的なかたちや求愛行動を爆発的に進化させた起爆剤を解明~

投稿日: 2023-04-04

安齋賢 農学研究科特定准教授、荻野由紀子 九州大学准教授、渡辺英治 基礎生物学研究所准教授、亀井保博 同RMC教授、成瀬清 同特任教授、八杉公基 福井県立大学准教授、片山侑駿 岡山大学助教(研究当時)、坂本浩隆 同准教授、荻野肇 広島大学教授、宮川信一 東京理科大学准教授、佐藤友美 横浜市立大学教授、井口泰泉 同特任教授らの研究グループは、真骨魚類の系統で特異的に起きた全ゲノム重複により、男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を遺伝子発現に変換するアンドロゲン受容体遺伝子のコピー数が2つに増えたことに着目し、メダカにおける2つの遺伝子コピーの役割について変異体を用いて詳しく比較しました。その結果、アンドロゲン受容体遺伝子が精子形成の役割を別の遺伝子に任せて、オスに特徴的な“かたち、体色、繁殖行動”に役割分担を進めて特殊化していったことを世界で初めて明らかにしました。

詳しくは、こちらをご覧ください。