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植物の光合成初期過程の酸素発生活性を向上させるアミノ酸変異を発見—光合成・人工光合成の光エネルギー変換効率の向上へ期待—

投稿日: 2022-08-21

伊福健太郎 農学研究科教授、今泉滉 生命科学研究科修士課程学生、西村太志 同博士課程学生(研究当時)、中野雄司 同教授らは、野口巧 名古屋大学教授、長尾遼 同特任助教(現:岡山大学特任講師)、石北央 東京大学教授、斉藤圭亮 同准教授との共同研究により、人工的な条件下で光化学系IIの水分解-酸素発生反応の活性を向上させるアミノ酸変異を発見しました。さらに、活性亢進のメカニズムに関して、光化学系IIの水分解-酸素発生反応の鍵となる部位付近に特異的に結合する機能未知の塩素イオンが、このアミノ酸変異によってより安定に結合することを示しました。これにより、上記の塩素イオンが光化学系IIの高効率な水分解-酸素発生反応に重要な因子である可能性を明らかにしました。

 

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