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投稿日: 2021-10-20
主催 京都大学大学院農学研究科 生物資源経済学専攻
共催 同専攻農業食料組織経営学分野 学術振興会科学研究費補助金(基盤A) 「ローカルから食農システムの再生をめざす比較社会・政策研究:コロナ後を見据えて」(秋津元輝代表)
後援 「農」イノベーションひょうご推進協議会 一般社団法人 農業開発研修センター
「農業食料組織経営 公開講座」はこの4年間、[農業を買い支える仕組みの創り方]と題して、アグリビジネスの社会的責任(CSR)事業や、産消提携・フェアトレードなど倫理的調達の望ましいあり方、そしてそれらを普及させる方策などを議論してきました。
本年度は、欧米で普及が進むCSA(コミュニティが支える農業)を取り上げます。CSAとは、持続的に生産・生活できる水準の農産物販売代金を、消費者グループが地元の有機農業者に対して先払いする…農業者はそれを資金に有機農産物を生産し、ボックスに入れて消費者が待つ配送ポイントまで運搬する…という、有機農産物をめぐる産消の提携型の取引です。日本の産消提携を参考にはじまったと言われておりますが、その日本においてCSAの数は、10に満たないほど少ないのが現状です。しかしながら、兵庫県の「農林水産ビジョン2030」においてCSA推進が謳われるなど、ポストコロナの時代において求められる「持続可能な地域協働体制」の1つとして、位置付けられるようになりました。
生産者を支援できる農産物の買い方に興味を持つ消費者の方々、持続可能性の高い農産物の売り方に興味を持つ農業者の方々、その普及を促したい行政・NPOなどの方々はもちろん、CSAの創り方や望ましいあり方について意見を述べて、CSRの普及に関与したい多様な方々の参加をお待ちしております。
本年度はコロナ禍にあり、Zoomで1日だけの規模を縮小した開催とします。講座の終了後には、参加者によるその後の協働が容易になるよう、同じくZoomを利用した交流会(自己紹介、情報交換の場)を設けます。
■11月20日(土)■ オンライン(Zoom)開催
9:50~10:00 開講の挨拶 京都大学農学研究科・副研究科長 秋津元輝10:00~10:30 解題「農業を買い支える仕組み」 京都大学農学研究科・教授 辻村英之
10:30~12:00 基調講演 CSAの創り方─CSAの[C]とは何か─ 三重大学名誉教授・CSA研究会代表 波夛野豪
13:00~14:00 CSAの創り方①─消費者視点からのアプローチ:「みんなの畑=みんパタ」プロジェクトの経験から学ぶ─ みんパタProject代表取締役・全国愛農会会長 飯尾裕光
14:00~15:00 CSAの創り方②─生産者視点からのアプローチ:BIO CREATORSの経験から学ぶ─ ナチュラリズムファーム代表取締役 大皿一寿
15:15~16:45 ディスカッション 座長 辻村英之
質疑応答
意見交換「CSAの普及を考える」
16:45~16:50 閉講の挨拶 辻村英之
17:00~18:00 交流会(自己紹介・連絡先交換) 進行 京都大学農学研究科・講師 鬼頭弥生
受講定員・料金 40名・500円
申込方法
a)申込期間 2021年11月17日(水)まで(定員になり次第締切り)b)申込手続き https://forms.gle/xcLMCfqn9ctKJMeG9
上記から申込をお願いします。登録いただいたEmailアドレスにまず、記入内容複写(振込先も記載)が送付されます。11月19日(金)12時までに、指定の銀行に振り込んでください。その後、参加方法とZoom URLを同じくEmailで送付します。
連絡先
〒 606 8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学農学研究科生物資源経済学専攻 公開講座 係
電話:075-753-6200