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ミャンマー・イエジン農業大学副学長らが農学研究科で研修に参加

投稿日: 2016-11-04

ミャンマーのイエジン農業大学(Yezin Agricultural University: YAU)より、Nang Hseng Hom副学長らが10月24日、独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency: JICA)が実施する「イエジン農業大学能力強化プロジェクト」の一環で京都大学を訪問し、研修に参加しました。農学研究科では、宮川恒 研究科長(生物調節化学研究室)が歓迎の挨拶を述べ、続いて縄田栄治 副研究科長(熱帯農業生態学研究室)が本学および本研究科について説明しました。

YAUはミャンマー唯一の農学単科大学で、同国の農業技術者や研究員の育成機関とされています。「イエジン農業大学能力強化プロジェクト」はYAUを施設や機材面で支援することに加え、組織運営体制の改善や教員の能力向上をサポートするもので、今回はその一環として日本国内の高等教育・研究機関での研修が実施されました。本学での研修は、田中耕司 JICA技術協力プロジェクト・チーフアドバイザー(本学名誉教授)の引率のもと、農学研究科、学術研究支援室および東南アジア研究所を順に訪問する形で、本研究科では縄田副研究科長が京都大学全体について国際化の状況を含め概説を行ったほか、具体的なファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development: FD)の例などを紹介しました。そのうち、組織運営の説明ではYAUの来訪者から複数の質問が寄せられ、特に大学の収支については、各項目に含まれる要素など詳細な点にまで質問が及びました。

座学研修の後、一行は縄田副研究科長の案内により圃場の見学を行いました。

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本学について説明する縄田副研究科長

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YAUの研修参加者との質疑応答

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左から、宮川研究科長とNang Hseng Hom副学長

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縄田副研究科長による圃場見学

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集合写真