menu

第8回食と農の安全・倫理シンポジウム「食品の放射性物質汚染について考える」を開催しました(平成23年10月14日)

投稿日: 2011-11-18

平成23年10月14日(金)、「食と農の安全・倫理論」寄附プロジェクトと科学研究費補助金(基盤S)食品リスク認知とリスクコミュニケーション、食農倫理とプロフェッションの確立」の共催により、標記のシンポジウムを開催しました。

福島第一原子力発電所事故による放射性物質の食品を介した健康への影響には、子供をもつ親をはじめ、市民はとても大きな不安をもっています。ところが、放射性物質の健康影響の生理的メカニズム、線量と影響との関係のデータ、食品の規制基準の考え方などの科学的情報について、メディアなどでも、驚くほど情報量が少ないのが実情です。
 
そこで、シンポジウムでは、「原子力発電所の事故と今後の見通し」(小澤守関西大学社会安全学部教授)、「放射性物質が健康に及ぼす影響」(明石真言放射線医学総合研究所理事)、「消費者の不安とリスク認識-リスクコミュニケーション結果より」(新山陽子京都大学大学院農学研究科教授)について情報提供を行いました。
 
 会場の益川記念ホールいっぱいの約190名の参加者が熱心に聞き入り、さばききれないほどの質問票がだされ、関心の強さがうかがわれました。

当日プログラム :
13:30-13:35  開会挨拶  京都大学大学院農学研究科
 教授 新山 陽子

13:35-14:20

第1報告
原子力発電所の事故と今後の見通し(PDF)
関西大学社会安全学部 
 教授 小澤 守
14:20-15:05 第2報告
放射性物質が健康に及ぼす影響(PDF)
(独)放射線医学総合研究所
 理事 明石 真言
15:05-15:50

第3報告
消費者の不安とリスク認識
-リスクコミュニケーション結果より-(PDF)

追加資料
食品を介した放射性物質の健康への影響について・その1(PDF)
食品を介した放射性物質の健康への影響について・その2(PDF)
 

京都大学大学院農学研究科
 教授 新山 陽子
16:00-17:00  ディスカッション