menu

農学研究科とタイ・カセサート大学が第5回共催シンポジウムを開催

投稿日: 2019-12-10

京都大学農学研究科とタイ・カセサート大学の第5回共催シンポジウム「The 5th KU-KUGSA Bilateral Symposium on “Food, Environment and Life for the Next Generation: Sustainable Development Goals”」が12月2日および3日、バンコクにあるカセサート大学で開催されました。

本学とカセサート大学は1984年に大学間学術交流協定を締結し、長期にわたり互恵的な関係を築いてきました。カセサート大学はタイで最初に設立された農業大学であり、本研究科とは共同研究、ILASセミナー(海外、旧国際交流科目)、交換留学、またダブルディグリープログラムなど多方面での盛んな交流が進められています。本シンポジウムはこのような両大学の協力関係に基づくもので、第1回(2015年12月)と第3回(2017年12月)はカセサート大学で、第2回(2016年12月)と第4回(2018年12月)は本研究科で開催されています。今回のシンポジウムには本研究科から11名が参加しました。

1日目の開会式において、Vijitsri Sanguanwongse経済学部長からの歓迎の挨拶と、Ladawan Puangchit副学長代行からの開会の挨拶によりシンポジウムが開会しました。記念品の贈呈と記念写真の撮影を経て、まず経済学部のPrapinwadee Sirisupluxana副学部長および本研究科の秋津元輝副研究科長による基調講演がありました。その後、縄田栄治教授・ASEAN拠点所長による、バンコクに設置されている本学ASEAN拠点の紹介と、今枝咲季子事務職員による農学部・農学研究科の留学生向けプログラムの紹介があり、開会式は終了しました。コーヒーブレイクを挟んで研究発表が行われ、両大学合わせて15名がそれぞれの研究内容についてプレゼンテーションを行いました。今回は、全参加者が一つの会場でのセッションに参加する形でしたが、研究分野を超えて活発な議論が交わされました。

2日目のエクスカーションでは、Ratchaburi県にある水上マーケットと、タイで全国的に有名な調味料生産会社であるYan Wal Yun社の工場を見学し、シンポジウムの全行程が終了しました。研究発表の場だけでなく、休憩時間や夕食会においても両大学の参加者の間で交流が深められる様子が窺え、今後もより一層両者の協力関係が強まっていくことを期待させるシンポジウムとなりました。

Ladawan Puangchit副学長代行による開会挨拶

秋津副研究科長による基調講演

縄田教授・ASEAN拠点所長による講演

研究発表セッションの様子

Yan Wal Yun社工場での見学

記念写真