農学研究科とタイ・カセサート大学が第4回共催シンポジウムを開催

2018/12/18

京都大学農学研究科とタイ・カセサート大学の第4回共催シンポジウム「The 4th KU-KUGSA Bilateral Symposium on “Food, Environment and Life for the Next Generation: Achieving the Sustainable Development Goals”」が12月5日から7日の3日間にわたり開催されました。

本学とカセサート大学とは1984年に大学間学術交流協定を締結し、長期にわたり互恵的な関係を築いてきました。カセサート大学はタイで最初に設立された農業大学であり、本研究科とは共同研究、ILASセミナー(海外、旧国際交流科目)、交換留学、またダブルディグリープログラムなど多方面での盛んな交流が進められています。本シンポジウムはこのような両大学の協力関係に基づくもので、第1回(2015年12月)と第3回(2017年12月)はカセサート大学で、第2回(2016年12月)は本研究科で開催されています。

今回のシンポジウムに際しては、カセサート大学から大学院生を含む30名が来学し、本研究科と合わせて60名を超える参加者がシンポジウムに出席しました。

第4回となる今回は、1日目の朝に基調講演を含む開会式、午前・午後に研究分野ごとの分科会、そして夕方には院生によるポスターセッションが実施されました。まず、朝の開会式で、本研究科の縄田栄治 研究科長とカセサート大学Chatchapol Chungchoo 副学長の挨拶によりシンポジウムが開会しました。その後の基調講演では、カセサート大学のDonludee Jaisut 農学部国際担当副学部長から、カセサート大学と本研究科の交流の歴史と今後の展望について講演があり、続いて本研究科の秋津元輝 副研究科長からは、日本における農業の厳しい現状と今後の農業のあり方について講演がありました。また、開会式の最後には、カセサート大学の7学部・研究科と本学部・研究科間での学生交流協定の調印式も行われました。

開会式の後、「Agricultural Economy, Agronomy, Horticulture」、「Biochemistry, Food Science」、「Agricultural Engineering and Environmental Agriculture」の3つのセッションに分かれて双方の研究者が研究発表を行い、活発な議論が交わされました。昼食会を挟み、午後は「Agronomy, Horticulture」、「Food Science, Marine Science」、「Forest and Biomaterials Science, Economics」の3セッションに分かれて、再び研究発表が行われました。分科会の後は、両大学の大学院生によるポスターセッションが行われ、多くの参加者がポスターを前にディスカッションを行いました。

2日目は、本学の附属農場と月桂冠大倉記念館を訪問するコースと、滋賀県のナイスプレカット株式会社滋賀工場と琵琶湖博物館を訪問するコースに分かれて、エクスカーションを実施しました。また、3日目には、昨年の第3回シンポジウムに引き続き、学生交流プログラムが実施され、研究室訪問に加え、茶道体験や金閣寺訪問など日本の文化に触れる機会を通じて、タイ人学生と日本人学生の交流が深められました。3日目には持続的発展目標SDGsに関するセミナーと、個別の研究科や研究室訪問も実施され,今後の交流強化につながることが期待されます。

3日間の日程ののち、本シンポジウムは盛況のうちに閉会しました。今回は、カセサート大学から初めて参加する若手研究者が多く見られ、世代交代が進んでもカセサート大学と本研究科の協力関係が続いていくであろうことが窺える機会となりました。今後は、シンポジウム期間中に調印された学生交流協定も含め、両大学間でより活発な交流を進めていく予定です。

左から 挨拶をする縄田研究科長、Chatchapol副学長、講演をするDonludee農学副学部長、秋津副研究科長、司会をする神崎教授

学生交流協定の調印式にてSutkhet農学部長(左)と縄田研究科長

本部表敬にて 左からSutkhet農学部長、Chamaipak国際担当部長代理、Chatchapol副学長、稲葉理事・副学長、縄田研究科長、秋津副研究科長

集合写真

分科会の様子

ポスターセッションの様子

附属農場へのエクスカーション

学生交流プログラム