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【研究成果】酵素の立体構造、「SACLA」のX線レーザーを用いて常温、原子分解能構造解析に成功 -体内に近い環境での酵素反応機構解明から、新薬や機能性分子創生に期待-

投稿日: 2017-05-01

 桝田哲哉 農学研究科助教、岩田想 医学研究科教授(理化学研究所グループディレクター)、菅原道泰 理化学研究所特別研究員、鈴木守 大阪大学准教授、登野健介 高輝度光科学研究センターチームリーダーらの共同研究グループは、X線自由電子レーザー(以下、XFEL:X-ray Free-Electron Laser)施設「SACLA」を用いた「連続フェムト秒結晶構造解析(以下、SFX)」という手法を使い、酵素の一種である「プロテイナーゼK」の構造を原子分解能(原子間結合距離(1.20オングストローム)以下の分解能)での解析に成功しました。SFXを用いて原子分解能で構造決定した初めての成果です。

 本研究成果は、2017年3月31日午後6時に英国の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。

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