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中国・昆明理工大学より副校長らが農学研究科を表敬訪問

投稿日: 2016-10-04

昆明理工大学より、Heming Cheng副校長ら6名が9月12日、京都大学農学研究科を表敬訪問し、宮川恒農学研究科長(生物調節化学)、廣岡博之教授(畜産資源学)と対談しました。

昆明理工大学は中国の西南部の雲南省昆明市に位置する大学です。本研究科とは学生および研究者の学術交流や共同研究等を長年行っており、2006年の交流協定締結以降、本年2度目の更新を迎えました。同大学は工学を中心としつつも、経済、管理、哲学、法学、文学、芸術、医学、農学、教育などの多彩な分野を有する総合大学として発展しています。本研究科では、特に稲村達也教授(栽培システム学)および廣岡教授が中心となり交流を進めてきました。

今回の訪問では、Cheng副校長より、今後の研究者交流を活発化したいとの要望が述べられました。昆明理工大学では毎年30名ほどの教員が海外に派遣されていますが、派遣先には欧米の国々が増え、日本への派遣者数は減少傾向にあるとのことです。一方で、Cheng副校長としては日本との交流も一層深めていきたいとのことで、本研究科でも同大学の教員を受け入れ、研究に関するトレーニングを行うことが可能か、質問がありました。これに対し、宮川研究科長は歓迎する旨を表明しました。

農学研究科の訪問後、一行は本学の男女共同参画・国際・広報担当理事の稲葉カヨ副学長にも表敬訪問を行い、琵琶湖に関する本学の研究が雲南省の湖「テン池」の水質改善の参考になり得るかなど、将来的な協力の可能性について話し合いました。理事訪問を終えると、一行は国際交流科目(※)で来日していた昆明理工大学の学生らと合流し、学生団を引率していた稲村教授とともに激励の言葉を送り、本学の訪問を終えました。

※国際交流科目:多文化理解や外国語の習得、そして地球環境への理解が求められるグローバル化を背景に、本学学生の海外留学や、海外研修を促進するために2005年度に開設された全学共通科目。昆明理工大学と本学との間では2007年度から「中国雲南省における持続的農業」を開講し、本学の学生を派遣するだけでなく、同大学からの学生にも日本での講義や体験学習の機会を提供しています。

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会談の様子

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左から、Chagan Irbis教授、Yihong Tan国際学院副院長、廣岡教授、Heming Cheng副校長、宮川研究科長、Jiansheng Lu国際学院院長、Yingji Li副教授、Shiying Qian通訳

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研究室の設備について説明する熊谷元准教授

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稲葉カヨ理事・副学長を表敬訪問