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【研究成果】結晶を損傷しない新しいタンパク質結晶の輸送媒体を発見-タンパク質の結晶構造解析で新薬創生に一歩近づくー

投稿日: 2016-04-26

岩田想 医学研究科教授(理化学研究所放射光科学総合研究センターSACLA利用技術開拓グループディレクター)、桝田哲哉 農学研究科助教、菅原道泰 理化学研究所特別研究員、鈴木守 大阪大学准教授、登野健介 高輝度光科学研究センターチームリーダーらの共同研究グループは、X線自由電子レーザー(XFEL:X-ray Free-Electron Laser)施設「SACLA」のX線レーザーを用いた「連続フェムト秒結晶構造解析(SFX)」において、タンパク質結晶輸送媒体としてヒアルロン酸が利用できることを発見しました。

これにより、SACLAのX線レーザーを用いたSFXでは課題となっていた試料の放射線損傷の問題を解決でき、30マイクロメートルサイズ以下のタンパク質微小結晶でも少量の試料消費量で、さまざまなタンパク質の立体構造(結晶構造)を決定できます。

本成果は、2016年4月18日に英国の科学雑誌「Scientific Reports」で公開されました。

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